ネコ脱出主宰高倉の~✨ヒゲはアンテナ!! -5ページ目

無事に終演、そして配信開始です

満員御礼で『ほほえみ入道のいる町』
終演致しました❗
ご来場頂いた皆様、ご声援くださった皆様、本当にありがとうございます🙇

短編だけどしっかり人情コメディでした、アクションシーンや歌のシーンもあり、盛り沢山にしました
皆まだまだ動けます
くだらない事を全力でやりました
若手も活躍してくれました
若手が元気なのが一番

そして終演後は47歳の誕生日でした、皆様お祝いコメントやプレゼントありがとうござんす😊💡

そして配信も始まりました


ネコ脱出2022最初のイベントが成功したのでこの勢いで頑張って参ります

今年も宜しくお願い致します🙇🙇🙇

散歩で見た景色が作品世界を産み出す、インプット

下北を散歩した
僕にとってこの散歩は非常に重要
健康の為もあるが、作品を描くにあたっての情勢インプットの為でもある
街を歩く人、お店で働く人、劇場に貼られてるフライヤー、新しく出来たお店、昔からある路地のお店、昼間の町と夜の町の表情の違い

全てが作品の発想に繋がる
なので今日もテクテクプラプラ

食べたかった『しずる』のチキンステーキも食べれたし大満足

ハイボールも飲んじゃった😊

いよいよ最終稽古である

何が起こるかわからないのはどこも同じ、やれる事をする!
とにかく今は

旅行に行きたい‼️

胸を張って挑む

新年明けてからしばらく冬休みを過ごし、中旬からはMAXで動き出しました❗
今年も演劇の年になりそうです
気付けばもうすぐ47回目の誕生日を迎える、早いなーと思いつつ、『今の年齢が一番好き』という気持ちは変わらないです😊


稽古も日々感染対策をしながらの厳戒態勢で挑んでます
こんな御時世だからこそ『娯楽』は大切だと思ってます、気持ちが塞ぎ込み、人とも会わず、毎日の陽性者数の発表を観て肩を落とすような毎日を送っていても仕方ないので、規制の範囲内で出来る事、やりたい事を全力でやる!という姿勢で今年は走る事にしました。


もちろん安全対策や健康管理はやれる範囲限界でやっていきますのでまたお客様には寒い思いをさせてしまうかもしれませんので防寒必須でご来場くださいませ

熱くいきます
ご予約はこちらから
 ほほえみ入道予約フォーム
https://ticket.corich.jp/apply/116405/ryo/

そして配信も決定しました。
こちらから

ほほえみ入道配信フォーム
https://v2.kan-geki.com/live-streaming/ticket/590



そして2月は楽しい演劇イベントにお呼ばれされちゃいましたー!
こちらは仲良しな団体さん達と短編作品を持ち寄って披露していく音楽と演劇の素敵イベントです!

ネコ脱出は『甘い果実2022』で挑みます、短編代表作です、出口沙紀、有田しんご、長谷実ヅキの三名が出演しますので是非とも

ネコDAMON『ネコ脱出応援』ご予約フォーム
https://ticket.corich.jp/apply/116672/002/


そして
3月は高倉の客演となります!
劇団foolの本公演三部作の最終章です

陰陽師の牡丹晴明という役で突っ走って来ました作品も遂に完結します!

高倉良文(牡丹晴明)応援予約フォーム
https://ticket.corich.jp/apply/116305/009/

激しい世界線になりそうです

とまあ
盛り沢山です

全ての事象に置いて、本当に開催出来るのか?という不安は正直現在の情勢だと付きまといます


負けると分かって挑む勝負に意味はない、必ずやりきってやる!!
その思いはしっかり持ち挑んで行きたいと思います。

どうかご声援宜しくお願い致します🙇

2021年作品集!コロナ禍と戦った全作品

2021年
コロナ禍で町に人が居なくなった1月の寒い時期にスタートしたネコMAM-MAシリーズ

少しでも明るく楽しく

希望を託したワンステージ公演、本公演並みのテーマとメッセージを全て込めた

無観客で配信だけになった超絶サスペンスホラー、悔しかったな

オリンピック時期にようやく数日公演が出来たのは嬉しかった

中止になったイベントもリベンジした、コロナ陽性になった朴さんが前説で復帰してくれた作品、新人も自己紹介した

久しぶりに座長さん達と遊んだ公演、コロナを吹き飛ばす勢いで毎日遊び倒した良き思い出

若手と新人のみの公演を打つことが出来たのは2021年最大の出来事だった、これで若手達と意志疎通が出来た笑

そして辿り着いた
本公演


ここまで来るのにお客様の応援がなければ絶対に無理でした、本当にありがとうございました🌸


2021年大晦日、本当にありがとうございました

最後まで走り抜ける事が出来ました☺️
本当に2021年のネコ脱出を応援し支えてくださった皆々様、本当にありがとうございました~🙇🙇

ほぼ毎月、意地でもエンタメを続けるぞ!と片意地張って生き抜けた一年になりました。

来年のイベントも決まりまして本当に有難い事です😂
 ほほえみ入道のいる町。予約フォーム
https://ticket.corich.jp/apply/116405/ryo/
限定席になりますのでご予約はお早めに🎵
あめちゃんシャワーで描ききれなかったスピンオフ作品集となります。

とまあ、そんな感じで激動の一年を過ごして来たネコ脱出ですが、2021年は新人が三人も入り一気に雰囲気が変わりました

思うのは劇団の雰囲気や空気を作るのはいつも若手の存在だなぁと思います

そして今まで新人や若手と呼ばれた出口や有田の飛躍は凄い物があった

良い意味で飛躍する年になった2021でした

これまでも出会いがあれば別れも沢山ありました
別れの寂しさや悲しさに翻弄されず

『中にいる人』を一番大切に、一番尊重して、一番楽しんで、2022年も頑張って行きたいと思います。
大変お世話になりました、新年も宜しくお願い申し上げます。









やり続けた事は誇り、後輩の追い上げキツいから走りまくろう

やり続けた


コロナが現れた時期


赤い猫と卒業公演の指揮をとった


コロナが勢いを増した2020年7月から


2021年4月まで


毎月公演を打ち続けた


並大抵の神経じゃ無理だった


支えてくれる仲間と観に来てくださるお客様がいたから完遂できた



2021年の赤い猫は無観客配信にせざるを得なくなったが

動員予定数を越える配信チケット販売を記録できた


番外公演も若手公演もちゃんと決行出来た



とにかく


役者としてお客様の前に立つこと


新人をちゃんとデビューさせたこと


劇団公演もプロデュース公演も無事に成功させた事


全てお客様と仲間のお蔭です


今日は後輩の吉岡と話す機会がありちょっと喋ったけど


やっぱり先輩として常に


結果と形を出し続けなきゃいかんなと


センスと実力ある後輩を沢山抱える僕はひたすらプレッシャーを感じる日々です





劇団fool雨とスピンオフを振り返る回顧録

劇団fool雨
無事に終演してから一週間以上経ちました

まあ、何よりも一番言いたいのは

本当に千秋楽まで無事に走れて良かった!!!!

ってこと

一度中止になり、延期としてリベンジを図った今回、いくら感染者が激減したとはいえ一切油断は出来なかった、本番が近づくにつれ作品は形を成していき皆の一体感は上がって行き小屋入りや本番への期待もワクワクも上がって行くのが見えた

それが見えるから余計不安だった

感染しても悪くないし誰しもが可能性があるわけで勇気を出して報告する事が一番信頼と信用が出来るしまた一緒に戦いたいと思える


一番怖いのは自分がそうなる事だった

理屈では仕方ないとは分かっていても、誰も自分を攻める人がいないのもわかるから、自分の責任で若い役者達の公演への期待やワクワクを奪ってしまうのは耐えられないな…


でもそれは、僕だけじゃなく口には出さなかったけど座組全員が各自思っていたことだろうと思う、だから皆で支え合えたし一体感がより強まったのかな~とも思う

今公演を打っているカンパニーは一番根っこにその不安がある

今回、千秋楽まで無事に乗り越えた事が本当に嬉しかった

作品は沢山の方々が感想や動画を載せてくださってるので僕は自分の役の事や感じた事だけ書きます

雨のシーン
花ちー演じる瑠璃との二人芝居

物語としてはラスボスに探りを入れる陰陽師
だが牡丹晴明にはもう1つ気になる事が……
というシーン、時間にしたら短いシーンなのですがとても拘ったシーンでした、ファンタジー作品において二人きりで話すというのはとてもプレッシャーだったりします、難しいのは二人が打たれる雨、雨の温度は?暖かい?冷たい?雨の強さは?それぞれが見る雨の粒はどれほどの大きさ?

まずはそこまで共通認識を持たないと雨や風なんていう自然を演じるなんて出来ず、さらには雨の向こうに見える景色はお互い何が見えているか?

その部分を共通認識していかなければなりませんでした、が、僕は役的にそれを知らない分からない方がリアリティー出るのでその部分については敢えて話さず出たとこ勝負で瑠璃との会話を楽しみました


牡丹晴明という役は常に見る役です

何かを見ています、何かを見て何かを感じて、何かを飲み込みます
口数が多い役でもなく、俯瞰で眺めている事が多いので謎めいた部分もあります
実は役を演じる僕自身がまだまだ牡丹晴明の事を知り尽くしていないような気がしてます

雨の最後で牡丹晴明は式神と一緒に旅立ちます

行き先は桜木村

一体その場所で何をするのか?

新たな強大な力と戦う為に向かった桜木村で彼は何をするのか?

蕾の台本を楽しみに待ちたいと思います😊

劇団foolには毎年の様に呼んで頂いて本当に感謝が尽きません
客演で同じカンパニーへの連続出演記録を打ち立てる事が出来ました!

いつまでも親戚のおじさん的ポジションを守れる様に毎日走り込みは続けようと思います笑笑

ありがとうfool
また素敵な仲間と巡り合えました

ここからは余談です

今回
スピンオフにて主演を張らせて頂きました

本編とはまったく真逆の感情解放全開のほぼ一人芝居でした

牡丹晴明の過去のお話でした

初恋
突然の孤独
不信
差別
崩壊
大切な人との別れ
新たな仲間との出会い
信頼
歩み
といったストーリーを演じました

うまく出来たか?とかやりきれたか?とかは自分では判断しません
まだまだです
人間なんて物を演じるのにうまいとか下手は関係なく、しっかりその場所に生きれたかどうか?ちゃんと役の言葉を自分の言葉として喋れたか?ちゃんと相手役は目の前に居てくれたか?と僕は常々自分のポリシーとして持っています
なのでお客様の判断にお任せです😊

ただ

自分的にこのスピンオフはとても好きでした
アホみたいに緊張したし久しぶりに袖で足が震えている自分にも気付きました


更に余談

本番一週間前くらいに個人でSHOWROOMをしてその時に話した事を

あまりにプレッシャーと緊張で本音を話しました

このスピンオフを任せて貰った以上は

『雨』のオマケコーナーにだけは絶対にしたくない!

と強い語気をで言いました

『雨』という本公演があり、更に『ディビシ』『トッカータ』というスピンオフ、それは短いけど『雨』と同じ本公演がある!!本公演を観て貰いたい!

そんな事を思いました

もちろん限られた稽古時間でありスピンオフの稽古時間は多くなく、だから余計信頼を裏切りたくないという気持ちにもなり、不安との共存生活が続きました


一番怖かった事

『雨』という作品は勿論名作であり全員の想いが乗った作品、お客様もきっと楽しんで頂けるだろう

だが

その後見たスピンオフがいまいちだったりグズグズになったら、『雨』という作品に対して泥を塗ることになるんじゃないか?

それだけは絶対にダメだ

重圧が重くのしかかった時に、同じスピンオフの主演を張る相棒の高橋まこちんの稽古を見た
僕と同じかそれ以上のプレッシャーを背負っているのが芝居を観て分かった!

嬉しかった、めちゃくちゃ嬉しかった!

同じ気持ちでスピンオフ作品と向き合い戦っている戦友がいる

鬼気迫る、人間の弱さ、コンプレックス、苦悩、別れ、復讐、回顧、旅立ち、をほぼ全て一人で演じきった高橋まこちん

彼女が居てくれたから僕自身もっともっとを目指す事が出来、プレッシャーを楽しみに変えられたのだと思う

直接話すときは基本アホみたいな会話しかしないしこれからもそうしようと思ってるので真面目な事はブログにだけ

まこちん本当にありがとう、あの場当たりゲネを観て僕のスイッチは二段階上がりました笑笑

お互いfoolでは主演経験があるものの(闇光、愛)

スピンオフでの主演は予想以上に計り知れないプレッシャーだったね

だけどディビシ&トッカータ共にやり抜けた事、いつも稽古を観てくれた事、バカ話をしてる最中スピンオフの事を思いだし急に顔つきが変わる日々を送った事、全部が素敵な思い出です

またあの町で出会う事になりそうですね、次は敵なのか味方なのか?
どちらにしても、またあの町で共に生きましょう!


本当にありがとうございます。

回顧録でした

牡丹晴明と高倉良文

マイルドセブンとお客様の思い出


小屋入り前にふと、思い出す

僕がプルームテック(いわゆる電子タバコ)に変えて何年経ったかなぁ

プルームテックが発売されてすぐ買った、紙巻きタバコが嫌になってたのと体調が悪くなったのが原因だった、紙巻きタバコが持つ体に悪い成分を99.9%除去された新しいタバコ、という触れ込みに釣られて買った

最初会員登録やらなんやらめっちゃくちゃ手続き多くてめんどくさかったな~😢

愛煙家の方からしたら『味がしない』『薄い』『空気?』とあまり評判の良くないプルームテックだが、何故か僕は気に入りずっと愛用している

まあそれは置いといて

プルームテックに替えるまではずーっとマイルドセブンを吸ってました、後にメビウスという名前に変わるがずっとずっと長年吸ってました

若い時、あるお客様から『差し入れ何が良いですか?』と聞かれて、思い付かず咄嗟に『マイルドセブンが良いです』と言った

なんて面白みのない差し入れを頼んだんだ!と少し後悔した、もっと買うときに楽しみながら買える差し入れとかあったろう自分!と反省したのを覚えている
でも
そのお客様は毎回マイルドセブンをカートンで差し入れしてくださった!

毎回、毎年、どんな公演にも駆けつけてくださり、終演後にいつもニコニコしてマイルドセブンのカートンを手渡してくださった

ホラーやサスペンスなど少し目を背けたくなるような作品の時もニコニコしてマイルドセブンを手渡してくださった

ご自宅が郊外なので必ず開演時間と上演時間を確認してお車で長距離移動して来てくださる方で、いつも助手席にはマイルドセブンのカートンが置かれていたのかなぁなんて想像した

タバコ吸われないだろうに本当に申し訳ない、と思いつつ何年も終演後にマイルドセブンから名前が変わったメビウスライトをカートンで頂いた

ある時

ご病気になられたとご友人の方に聞いて驚いた

いつもご友人の方と一緒に来られていたのに、ご友人の方が申し訳なさそうに僕に病状を伝えてくださった

しばらくの間、終演後もお顔を拝見する事が出来ず、寂しい気持ちが続いていた

それから数ヶ月後、いや、一年は経っていたように思う

『お久しぶりです~』

いつもの笑顔でご友人の方と一緒に観劇に来てくださった!!!!

良かった~!

何よりも久しぶりにニコニコしたお顔が見れて安堵したし嬉しかった、ご友人の方も嬉しそうにお隣で会話を弾ませた

タバコのカートンを頂いた

嬉しかった

タバコよりも、また日常が戻る事、お芝居を観て貰える事、終演後にお話が出来る事がとても嬉しかった


それから



ご友人の方から

訃報を聞いた

信じられなかった

また退院してお芝居見に来てくださるんでしょ?

またニコニコして終演後に声をかけてくださるんでしょ?

聞き分けのない子供みたいな感情になった

一番悔しかったのは、最後に面会で頂いたタバコを全部吸い終わっていたこと、一箱でも残しておけたら……思い出を形として残しておけたのに…と悔やみ続けた

その後

ご友人の方は今も都合がつけば変わらず観に来てくださる、本当に有難いし嬉しい。

まだまだ楽しい舞台や面白い舞台を観て貰いたい!ニコニコして天国に行ったあの人の分まで一杯楽しい作品を観て頂きたいし、僕も作り続けようと思う。




なぜこの話を書いたかと言うと、今日とある人から


差し入れって何が嬉しいですか?と聞かれたから


時世的に食べ物が無理だから


猫系のグッズならなんでも嬉しい、あとリアルはバンテリン系、インスタントコーヒー、かなぁ


すると

高倉さんのプロフィールで好きな物に『タバコ』って書いてますよね?




あっっっ!!!



それで思い出した



あのお客様にマイルドセブンのカートンを初めて頂いた時にめちゃくちゃ嬉しくて自分のプロフィールに『タバコ』を追加したんだ~!



瞬間ニコニコしたあのお客様が『お久しぶりです』と声をかけてくれた気がした

タバコ

好きな物はタバコ

そう伝えた



今の時代プロフィールにそんな事書いてる人少ないね


ただ


ずっと残しておきたいな~と思った



今週もまた僕は本番を迎える

客席に座ってニコニコと変わらぬ笑顔で作品を楽しんでくださるあのお客様がいらっしゃるかな

終演後、ゆっくりした場所でタバコを吸いながらあのお客様と面会してお喋りしよう。



そんなブログでした
おしまい














夢の話、とても切なく寂しい夢の物語

就寝中、僕はあまり夢を見ない


いや、夢を見ているかもしれないが起きた時には大概忘れている事がほとんど


自分は夢を見ないタイプの人間なのかなぁとか思っていたが


一週間ほど前に鮮明でリアルな夢を見た


今現在も明確に覚えているほどリアルな夢だった


夢の中のストーリーはこんな感じだ


いつもの下北沢を歩いている、風景はいつもと変わらないが人手が多く多分日曜日の昼間か、状況的にコロナが落ち着き街に活気が出ている風景


いつも通り緑道を通り神社を抜けて自宅に帰る


鍵を開ける前にドアの前で大きなため息をつく僕


??なぜ?……妙にイヤな予感がした


鍵を開けて部屋に入る


部屋が綺麗に片付いている、いつも劇団荷物や消毒機材や嫁が脱ぎ散らかした服が散乱している筈の我が家なのに、引っ越してきたばかりの様に綺麗に、いや、殺風景な空白のような部屋になっている


TVは普通に置いてありリモコンでTVを付けるとゴゴスマが流れている


ジーッと一人で眺める僕


どうやら一人で暮らしているらしい


夢の筈なのに動悸が激しくなる


すぐにTVを消して立ち上がるとまた部屋を出て歩き出した


すると今度は見たこともない郊外の町並みが広がっていてなぜか僕は原付バイクに乗って田舎道を走り出す


風が気持ち良いな


と呟いた、これはかなりリアルに声に出して呟いた記憶がある


すぐに原付を止めると見慣れた感じの公民館みたいな区民会館みたいな場所に入っていく


ここで自分の目的が分かった


そこでは色んな劇団やサークルが何やら練習してて、ドアの外からジーッと見つめる僕


僕は仲間に入れて欲しいのだ!!


でもドアを開ける勇気がなくて廊下をずっとウロウロしている


この時の気まずさというか緊張も明確に覚えている


結果

勇気が出ずに諦めて会館の入り口まで戻るとウォータークーラーで水を飲む自分


財布を持っておらずお金がないからジュース買えなかった光景


切なくて苦しくなり泣きそうになった


すると会館の職員さんが掲示板に沢山張り紙をしていた


走ってその張り紙を見に行くと


野球チーム!メンバー募集!と書いてて主催者の電話番号も載ってたから僕は電話をかけた


お爺さんみたいな方が電話を取った


僕は緊張しながら


『メンバーに入りたいんです、僕46歳なんですけど大丈夫でしょうか?』


ハッキリと発声した記憶がある、泣きそうになりながら思いきってそう伝えたらお爺さんが


『若い若い、うちのメンバーの中じゃ若手だから大丈夫、こんど練習あるから来る?グローブある?』


『はい、行きます!グローブあります!宜しくお願いします!』



グローブなんて中学生の時に捨ててないのに


嘘をついてでもメンバーになりたかった


なぜ野球チームなのか?なぜ劇団や演劇サークルではないのか?


夢だからまったく分からないが


どうやら背景を想像すると


僕は全て、何もかもを失っている状況らしい、嫁も劇団も現場も仲間も全部失った状況下であまりの寂しさに耐えきれず公民館に行き何かしらの集団に入りたかったんだと




目が覚めた時泣いてた



僕は東京に出てきて数年後すぐに劇団が解散し、フリーの役者をしていた時、耐えきれず自身の集団を作った


その耐えきれない感情と同じ感情を夢で見た


これは正夢になるのかな?


又は前世の記憶かな?


なぜこんな夢を見たのか?


分からない


ただ一つ分かった事は


仲間や家族に常に感謝の気持ちを持って、苦しい事も楽しい事も悩む事も嬉しい事もちゃんと共有して生きて行こう


そう思った


もしかしたらこの夢は、今のお前のままだと将来こうなるぞ!!


と暗示してくれたのかもしれない


支えてくれている家族や仲間をもっともっと大切にしよう!


そう思った夢のお話でした。


おしまい







鈴の音とオッドアイ開幕します

始まります
僕が
この作品を書いた時に純粋に思った感想

『これあの子らに出きるかなぁ……ちょっと難しいテーマで難しい役だったかなぁ…』

です

調べなきゃいけない

経験がないもの、そういう人が身近にいなかったりリアルに出会った事がない場合

徹底的に調べ抜くのが『役作りの初歩』

やってくれると信じて台本を託した

さあ

答えは本日出ます


人様の人生を演じるなんて

過酷な事です

それが宿命


めっちゃ楽しみにしてご来場くださいませ