大先輩の芝居を観て思う夢の話
大先輩
大阪時代、20代の駆け出しで先行き不透明で悩んでた僕に声をかけてくださり、お仕事をくださり、生きる方向性を指南してくださった恩人
この歳になっても未だに『良文空いてるか~?仕事頼みたいねんけど~』
と言ってくださる恩人
その方の主宰する舞台を観に行ってきた
僕が劇作家になったのは28歳の時、自分の劇団の台本を書くために初めて筆を取った
その時に自分が書きたいと思った理想の世界観はこの方の作品ばかりでした
それからずっと模倣を続けてきました
昨年の星の魔法使いだって根っこはこの方の世界観が反映されている
わかぎゑふさん
今回も圧巻の人情劇でした!
てか
ヤバい!
あんな簡素な舞台セットの中で大阪鶴橋に住む在日の方々の世界を変わっていく日本の世相と共に描き切る豪腕!!
在日の話だから日本語とハングルが織り交ぜられているのだが、ハングル語を喋るシーンで号泣しました、僕はハングルが分からないのに、日本語ではない部分に全ての切なさや苦悩や優しさがこめられている
ほぼ素舞台という事を一切感じさせない役者陣の芝居もこれまた圧巻!
ヤバい
語彙力をなくすほど泣きました
日本が朝鮮半島を統治していたことを教えられなかった世代
なぜ親の世代は在日の人々をあんなに差別したのか?
その理由を教えられなかった世代の僕らが今ハッキリと教わった、そんな作品でもありました
その時代を舞台作品を通してリアルに見せて貰えた
そんな貴重な時間でした
とにかく作品はもちろん
役者が全員うまい!!!!
こんなの見せて貰えたらお手上げだわ、まだまだ自分は足元にも及ばない
だからこそ
追い付けるように頑張ろう!
という夢が出来ました!
夢を与えて貰えました
夢を貰えた事でエンタメの凄さも再認識出来た1日でした
ありがとうございました!!