やめない癖がついたのはいつからだろう | ネコ脱出主宰高倉の~✨ヒゲはアンテナ!!

やめない癖がついたのはいつからだろう

無事に公演も終わりまして、次の現場への準備やらPCR検査やら確定申告やら3回目のワクチン接種やらを済ませてました。


そして副反応が出始めて来ましたのでどうやらこれから動けなくなりそうなのでゆっくりブログでも書いて気を紛らわせようかなと

タイトルにも書いた件ですが
3/15を持って12年間通い続けたフィットネスジムが閉店することになりました、まあ毎日通ってたわけではなく、本番期間や稽古期間はあまり行けないので本番と本番の間に隙をみつけて行くというスタイルだったように思いますが、それでも定期的に走り込みしたり筋トレしたりサウナ入ったりジャグジー入ったり、帰りにヤクルト飲みながらぷらぷら散歩して帰ったり、なかなか生活リズムの中で僕の趣味というか生活サイクルに楽しく入り込んでくれてました

閉店は寂しいけどまた新たなジムを見つけて通う楽しさもあるか、と自分を納得させてたりもします
12年間通う中であまりに現場が忙しく半年間ぐらい一度も行けなくなったことも数度ありました

それでも辞めなかった
絶対辞めないという意地に似た感情だったように思います

これは過去の自分に対するコンプレックスがそうさせてたりもします

過去

小学生の頃から本当に飽き性で、勉強も習い事も遊びも途中ですぐ辞める人間でした

ファミコンで酷い思い出が

小学五年生の頃どうしてもやりたいソフトがあって友達の家にやらせて貰いに行きました、友達と楽しくゲームに興じていましたが急につまらなくなり、友達がトイレ行ってる間に黙って帰宅したのです

もちろん次の日友達は怒って僕を無視し始めました、周りも僕を無視しました

自分でも良くない事をした罪悪感はあったからしょうがないと反省しつつ、一人ぼっちで学校から帰るのは辛かった、自分の抑えられない飽き性が憎かった

中学生になっても協調性に大きな問題あり!と成績表に書かれました、自覚はありました、休み時間につまらなくなって急に帰宅したり、友達との約束をドタキャンしたり、文化祭でやってたクラス新聞作りを途中でつまらなくなって抜けて帰宅してクラス全員から卑怯ものと呼ばれたり

本当に飽き性、自己中、傲慢が服着て歩いてました
実家で親との問題やあれこれあったのも原因だと今なら思う部分もあるけど本当に現実逃避型の人間でした

高校生になって、倉田アクションクラブに所属してから仕事現場の体育会系の厳しさも手伝い多少は変わったのと彼女が出来た事によって視野を広げれるようになったと思います

そして大きく覚悟が変わったのは
その彼女と別れて、高校を卒業して、アクションクラブも退団して、二十歳の時、何もない時期が来た時でした

一から演技の勉強して表現者になりたい!と決意して当時人気絶頂だったMOTHERの入団試験をダメ元で受けたら合格したのです

これが大きかった、自分で調べて自分で応募して自分で筆記テストと実技試験うけて、結果が出た事で始めて自分自身大人として自覚が出来た瞬間だった
大人になれるの遅かったな~

そして入団後活動開始までは数ヶ月時間があったからその時間思いきり遊んだ、仲良くしてくれた人達とスキー旅行に行きまくったり海に行ったり川でバーベキューしたりバイクで走り回ったり深夜の公園で酒飲みながら熱く語ったり、自分達でアクション自主映画作ったり、好きなことをしまくった

それは今までの自分と決別して違う自分になるための決意を固める為の行為でもありました

劇団に入ったらもう好きな時に友達と遊びには行けない、お金に困るからバイトも増やさなきゃ行けない、役者は名前が出る仕事だから(アクションクラブの仕事はスタントマンだから当時は名前が出なかった)変な事や危ない事や酔って暴れたり暴力なんて持ってのほか!

この世界に入るなら意地でも辞めない!飽き性で嫌われた時代に戻りたくない

『自分でやると決めた物を途中で辞めるのは自分を否定することだ』

そう自分ルールを刻み付けました

劇団公演に没頭していくと、やはり友達は減りました、『あいつ公演の宣伝ばっかり…』と陰で言われてどんどん友達がいなくなりました、年に4回の本公演と年に2回の若手公演や客演、認知してくださる方が増えていくのに比例して友人とはどんどん縁遠くなりました

飽き性で嫌われて、没頭しても嫌われるのか

それで悩んだ時期もありました、けど、辞めるという選択はしませんでした、劇団MOTHERが解散してしまいフリーになった時も劇団を辞めたつもりはありませんでした

だから未だにTwitterの紹介文にはMOTHERって書いてます、存在しない劇団だけどね、解散はしたけど途中で辞めたつもりはないから!

アルバイトも習い事も、『途中で辞める』という行為が出来なくなったのは意地という面とコンプレックスという面が強いのかもしれません

アルバイトにも拘りがあって
『どうせバイトするならバイトリーダーになって一番頼られる存在にならなきゃ役者で人気者になんてなれない!』
という思想で働くとモチベーションが上がりました

話は戻って

通ってたフィットネスジムのスタッフさんに『退会手続きされます?』と聞かれて『いえ、閉店まで来ます』と答えた時に、そんな昔話を色々と思いだしました

途中退会はしなかった、最後まで会員で居続けた、『自分の決めたルール』という物にこだわれた

『自分でやると決めた物を途中で辞めるのは自分を否定することだ』

という20代で決めた自分ルールを守れた自分に拍手を送りたい

継続は力なり

天性の才能もきらびやかな華もない凡人の自分が誇れる事はまさにそこでありそれが自信へと繋がり仕事にも繋がった

過去のコンプレックスは恥ずかしくて思い出したくもないけど、それがあったから今がある、今の人間関係がある、今の仕事がある、それは事実。

過去に感謝して、ゆっくり未来を見て歩こう!

そんな事を考えたのでブログに書いてみました

副反応の熱が出てきたようなのでここらで笑


以下の公演情報宜しくお願い致します
4月も5月も盛り沢山です!