ちゃんと人間の人生を生きてる?
ちゃんと人間の人生を生きてる?
人間を演じてる役者の自分を演じて気持ちよくなってない?
役の人生を生きてるフリをしてない?
と
昔ダメだしされた事がありここ20年間ずっと自分のテーマにも目標にもなってる言葉、いまだに正解にたどり着けず目指してる真っ最中
大体同じキャリアで同年代の役者と芝居の話をするとここに行きつく
稽古とはなんだろうと思う時がある
段取り、手順、順序、方向性、はすぐに全て付けれる
出来る役者なら一日でそれら全てコンプする
じゃあ稽古期間とは?
その先の可能性を模索する時間であり作家や演出が想像し得なかった作品の可能性を広げる時間である
と個人的には思う
役者が付けられた段取りを反芻する時間というのは正直稽古ではなく自主練の範疇であると思う
演出とキャストが揃うシーン稽古では更に高みに挑む為の発想のだしあいでなければ
これからは歩んで行けない様な気がする
コロナ禍によりまた稽古場の使用時間が削られた
全員揃って稽古するのも危険だから直前まで全員揃っての稽古はしない
けど目標地点のハードルは下げない
肩の力は抜きつつ、人様の人生を演じてる商売だからこそ
色々考えて行きたい